般若心経と量子物理の世界(3)〜空とはワンネス
私がとっても生きづらいと感じていたのは、
大学入学と同時に、人生の目標を失ったから。
簡単に行ってしまえば、志望校に入れなかったからです。
でも今思えば、全て予定通り!(えっ?)
志望校を決めた理由は、私の本心じゃなかったことを、後から知ることになります。
正直いうと、私、勉強が好きでした。
でもそこに、純粋な興味と、勉強する理由が必要でした。そして、内容は難しければ難しいほど燃えました(笑)
大学に行った時に、実はどれも満たすことができませんでした。今思えば、親に対して、友達に対して失礼ですけどね。両親には、今では感謝しています。
でも、生きづらさの根本は、家族関係にありました。それを教えてくれたのがいい心理学であり、その出会いとなった、神戸メンタルサービスのおかげです♡
ここで学ぶ、人間の仕組みは、これまで生物学として学ぶものとは違いました。
心という見えないものを扱うことは、とても新鮮でした。でもずっと、私の棄てた過去は、分断されて、そこを開けることがありませんでした。もう無くなった、痛みしかない、平気なつもりで平気じゃなかったのだと思います。
でも、ちゃんと私の中にありました。
それが、「もっとあの世に聞いた、この世の仕組み」(雲黒斎さん著)を読んで、気づいていくのです。
第5章の『超訳般若心経』
ここに、『空』とは何か?を悟った観自在菩薩と舎利子の会話が書いてあります。
『色即是空空即是色』が有名な、この般若心経。『空』とは、『ない』のではなく、『量子のレベルで見たら、全ては違いがない』ということ。
空間には何もないのではなく、そこには空気を始めとする、人間の目には捉えることのできないレベルで、物質が濃密に詰まっているということです。
かの有名なアインシュタインが相対性理論を確立したのちに目指したのが、自然界の統一理論ができないか?(大統一理論)ということです。
この話だけでもぞくぞくしませんか?(笑)
まるでスピリチュアルと言われるところのワンネスのようなことを、超天才科学者たちがやっている訳です☆
現在のところ、「超ひも理論(超弦理論、スーパーストリングセオリー)」が、最も近いものとされているのだそうです。
万物の根源である素粒子はひも状で、少なくとも17種類は発見されているらしいです。
DNAも二重らせんのひも状ですから、ひもが物質を安定させるのでしょうか、すごく興味深いです。
そのひもが、高速で振動し、粒子のように見えるのだそうですが、人も、物質も空間も、全てはその17種類のひも状の物質であるということです。
そのレベルで見た時、私たちは全て繋がっていて、ひとつである。たえず振動し変化させ続ける無形の物体。一切の分離がない。これが『空』
自分であるという、分離を生み出している自我が孤独や執着、苦しみを生むが、もともと死も老いも生すらも、もともとないのだから、越えようがない。初めからないのだから。制限を作り出しているのは自分。ない障害をあるものとして、苦しんでいるが、そんなものはない。自我をなくすこと。分離などない。分離を作っているのは自分の左脳でしかない。
これを量子のレベルで見た時、あぁ、当たり前がここにあったと思いました。そして繋がった、と思いました。
これまで、棄てたと思った自然科学や生命科学は、すぐそばにあったって。人は肉体じゃないと思って、心理学、哲学と、自分の心の向くまま、知りたいという興味を追っていった先に、自然科学と生命科学がありました。
私は、全てを学びたかったんだと初めて理解しました。ちゃんとこうなることを、望んでいたのだろうと、このとき初めて分かりました。
科学とは私たちはの身近にあり、それは自然を読み解くもの。技術や工業というより私にとって科学とは、この世界を読み解く、宇宙の美しさを語る哲学なのです。
うずめ