般若心経と量子物理の世界(2)〜人は肉体だけでは完成しないと思ったとき
高校を卒業して、生物、生命科学を学ぶも、
その道では私は生きていけないなと思い、
大学院を離れることになりました。
人生の目標を失い、不足感でいっぱいの心は
もう苦しくて、だれか生き方を教えてくれと
悲鳴を上げていました。
こんなに頑張っているのに、
なんでこんなに上手くいかないんだろう?
上手に生きていけないんだろう?
そんなふうにいつも思っていました。
身体はいたって健康
なのに生きるの辛い
そして、東日本大震災を仙台で経験します。
その後、命の喪失も経験して、年が明けた2012年の1月、松島のお寺でご祈祷してもらい、参道の三十三観音を見て思いました。
人はなんでこんなに苦しい世界に、
何度も何度も生まれてくるんだろうって。
宮城は何度も何度も津波被害を受けています。
東日本大震災のとき、仙台市街地を津波から守ったのは、伊達政宗が建てた防潮堤(今は高速道路になっています)でした。
こんなに便利な世の中でも苦しい。
昔はもっと生き辛かったはず。
でもなんで人はそれでもこの世界に生まれるんだろう?って。
人は肉体(だけ)ではない
それだけでは人は完成しない
そうして、心理学に出会います。
ヴィジョン心理学を扱う、神戸メンタルサービスです。
そして、心の仕組みを学びます。
心と呼ぶ、意識とそれによる世界の見方、捉え方を学びます。
世界は心を投影して見ているにすぎない。
意識には、顕在意識、潜在意識、無意識の3つの領域があり、知覚できる顕在意識は1〜12%程度、1%以下とも言われることもある。
感情は伝播する。人は愛したい生き物、罪悪感もそれは愛である。人は集合的無意識で繋がっている。エゴの声は、人を分離させ、ハイヤーセルフは統合へと導く。…
イメージを使って、人との間で傷ついた心を人との間で癒していき、心の深い部分の観念や感覚を感覚を変えていく。
すごく感覚的に心地よく、今まで知らなかった概念や世界、知識を知ることができて、感情を解放できることも気持ちよくって、みんな優しいしすっごく心地よくて、楽しくって!
でも一方で、話がふわふわしていて、外に出れば、怪しくて、すぐ宗教だとか言われるのが、悲しいなと思っていました。
確かに、思想や哲学は宗教と結びつきやすいし、日本は、宗教や愛はものすごく拒否反応を示される印象を持っています。
でも哲学やこの宇宙や地球や人間の本質を知ろうということが、なぜいけないのか?これらを知ることで、ずっと生きやすくなったら、どんなにいいだろう。
そう思って、興味の向くまま、いろいろと情報を得ていきます。
そして出会ったのが、この本です。
雲黒斎さんの、
『もっとあの世に聞いた、この世の仕組み』
この第5章超訳『般若心経』に出会います。
うずめ