As above, so below.〜人間関係とフラクタル(相似象)(6)
人と人との関係を、人体内の1つの細胞で考えたら、見えた宇宙の法則ですが、もう一つ、これだけは声を大にして言いたいことがあります。
一つの細胞は、もう能力と役割が決まってるから、どうせ私はこのままか…と思われた方、いらっしゃるかな?
私は決してそうじゃないって思ってるんです。
例に挙げた、心臓の細胞とか、肝臓の細胞とか、人は200種類もの細胞の種類に特殊化される、というお話。
これは、スタートは全て、受精卵という1つの細胞が原点ですが、つまり、はじめは、何にでもなれる能力を持っていた、っていうことです。このような細胞を幹細胞といいます。幹細胞は、自己複製能と様々な細胞に分化できる能力(多能性)を持っています。
写真はWikipedia (幹細胞)より
ノーベル生理学・医学賞を受賞したiPS細胞研究は、これを人工的に作れる(成熟した細胞を、多能性を有する細胞へと初期化できる)ことから、患者さん自身の細胞を使って、臓器や薬剤を作り、移植するなど、難病治療と病気原因の解明に効果が期待されるものと評価されたものです。
話が逸れました。
200種類に特殊化された細胞が、初期化でき、多能性を有することができるということは、それぞれの役割を果たせるように、細胞は、ある能力に特化するために、そのほかの能力を制限された、ってこと。
つまり、「できない」ということは、生物にとって重要だということなんです。
私たちはつい、「できない」ことを責めたり、自己嫌悪したり、他のものになろうとして疲弊していませんか?ってことなのです。
人スケールで見たとき、私たちは他のものになろうと努力してしまうけれど、それよりも、与えられた、あなたの才能・能力を発揮することの方がずっとずっと大事なことのようです!それが自然の摂理。
「できない」は、責めることではなく、それを認めるからこそ、誰かの「できる」才能がスゴいと思える。それはお互いさまで、私たちは協働することで、大きなことができる、ということのようです♪
だから、その「できない」を大事にして、お互いの「できる」を認め合って、力を出し合おう!そんな仲間を増やそう!って思うのです⭐︎
そして、思い出してほしいのは、すべては、「何でもできる」というところから出発している、ということ。私たちは制限をかけただけで、もともと何でもできる力が、この身体には眠っているって知ってほしい。その可能性がある自分に戻るだけで、いいらしいのです⭐︎
うずめ